桑原歯科クリニック KUWABARA dental clinic   歯科・小児歯科・矯正歯科
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3Mix法


 従来の虫歯治療の考え方は、虫歯菌に侵された歯質は、完全に取り除くというものです。
 しかし、3Mix法というのは、その概念を根本から覆す画期的な治療法です。 すなわち、虫歯を完全には取りきらないで残し、それを3種の抗生物質を混ぜた薬で無菌化することによって、従来でしたら歯髄(神経)を取ったり、歯を抜いたりしなければいけなかった症例も、歯髄(神経)をとらず、又、歯も抜かずに治すというものです。
 以下、今迄でしたら、歯髄(神経)を取っていた症例と歯を抜いていた症例について説明します。
ケース1;今迄は、歯髄(神経)を取っていた症例!
従来の虫歯治療では、虫歯菌に侵された歯質を完全に取り除き、金属やプラスチックに置き換えるというものでした。 従って、虫歯が酷く、虫歯を完全に取り除く過程で歯髄(神経)にまで達してしまったら、歯髄(神経)を取って冠を被せなくてはいけません。 ところが、3Mix法を使えば、神経に達してしまいそうな深い虫歯は、取り残しておいて、それを薬によって完全に無菌化する事で神経を取らずに済むようになります。 又、神経を取らないので、冠を被せる必要が無く、プラスチックの詰め物で見た目も目立たなく治す事が可能です。
では、実際の症例写真を見てみましょう。

・ 右下奥歯に神経に達しそうな虫歯が有ります。(写真1)
・ 深い虫歯を取り残して、その上に3Mixを置きます。(写真2)
・ 3Mixをセメントで覆います。(写真3)
・ 最後にプラスチックの詰め物をして終了です。(写真4)
  写真1
写真1
写真2
写真2
  写真3
写真3
写真4
写真4
ケース2;今迄は、根の先の病気により抜歯するしかなかった症例!
従来の治療法は、根の先の病気の近くまでファイルという手用器具で、細菌に侵された歯質を機械的に削りクロラムフェニコール、FCという薬で殺菌するというものです。 従って、完全に無菌化することは難しく、又、根が強く曲がっていたり、神経の通っていた管が狭窄していたり、その管から細い側枝が出ていたら、治療は不可能で、抜歯するしかありません。 しかし、3Mix法を使えば、その薬効によって病巣まで器具が届かなくても、根管を無菌化する事が可能で、従って、歯を抜かなくても済みます。
では、実際の症例写真を見てみましょう。

・ 右下第一大臼歯の歯肉に根尖病巣による腫れが見えます。(写真1)
・ 3Mix法による根管治療で腫れが消失しています。(写真2)
  写真1
写真1
写真2
写真2
写真は、全て当院での実症例写真で文献・パンフレット・他院からの引用は、一切有りません。サイト内の写真の使用を禁じます。